明らかな誤嚥をしていない方で、なぜだか誤嚥性肺炎になる方がいます。
そのような方は、睡眠中に気管の中に唾液や口腔内の細菌が入り、誤嚥をしています。
睡眠中の誤嚥は睡眠時無呼吸症候群と関連があり、睡眠時無呼吸の治療を行うと誤嚥性肺炎が減ると報告されました。
睡眠時無呼吸症候群は、心筋梗塞や脳卒中、高血圧症の原因であり、睡眠中の誤嚥性肺炎が増える原因にもなります。
最近、食べ物を食べるときに良くむせる、ご家族にいびきを指摘される、誤嚥性肺炎の治療歴がある方は、簡易の睡眠時無呼吸の検査を行い、睡眠時無呼吸がある場合は持続陽圧換気の治療を行うと、誤嚥や誤嚥性肺炎が防げると思います。
まだまだ寒い日が続きますが、体調にご留意してください。