非常事態宣言が今月末でようやく解除されそうですが、手すりなどの良く手に触れるところの消毒は毎日行ってます。
エタノール80%で消毒しています。
新型コロナウイルスの感染者数は減ってきていますが、油断せずに消毒を日々行ってます。
日中が少しずつ暖かくなってきました。
寒暖の差で、めまいや喘息がおこりやすくなりますが、体調を崩さないように気を付けてください。
2/16に公立八女総合病院の大木剛先生、久留米大学医療センター糖尿病センター田尻祐司教授から高齢者糖尿病の講演会がありました。
高齢者糖尿病は、生活習慣として食事をとる時間や量は若い人より安定しているが、長い糖尿病の罹患によりインスリンの分泌が低下していたり、認知機能の低下や筋力低下を併発している人がいるので、1人1人にあった治療を選んで個別化することが大切です。筋力低下は、最近サルコペニアと言われていて、転倒の原因になったり、インスリンの効きが悪くなる原因にもなります。サルコペニアが進行すると、寝たきり状態の一歩手前のフレイルという状態になります。サルコペニアもフレイルも、疾患として治療を介入すれば、元の状態に戻りますので、評価が大切になります。評価は、握力の低下、歩行速度の低下で判断します。目標体重が、65歳以上は少し多めに計算されるようになりました。やせすぎの予防になります。高齢者こそよく食べて、よく運動しましょう。
食事療法では、野菜を最初に食べると血糖値が下がりやすくなります。Vegetable firstです。咀嚼を多くすると、満腹中枢が刺激されて、食べ過ぎの予防になります。肉(牛、豚、鳥)、魚介類、大豆類(納豆、豆乳、豆腐)、乳製品(チーズ、ヨーグルト、低脂肪牛乳)、卵などの蛋白質の摂取は血糖値はあまりあがりませんし、筋肉を作るもとになります。消化管(小腸)より分泌されるインクレチンというインスリン分泌を促すホルモンがありますが、肉や魚を食べるとよく分泌されます。最初に野菜を食べて血糖値をあまり上がらなくして、次に肉や魚でインスリンを出して、最後に炭水化物を食べて血糖値の急な上昇を抑えましょう。
また、歯周病や齲歯が血糖コントロールが悪くなる原因になり、噛めないので柔らかい炭水化物の摂取が過剰になると、食後の高血糖を起こします。口腔内のケアにも注意しましょう。
運動は、椅子から立ち上がるチェアースクワットやペットボトルに水や砂を入れて、ダンベルの代わりにすることをお勧めします。最初から無理せず、少しずつ長くやっていきましょう。運動療法を開始する前に主治医のチェックを受けることが大切です。
当院の糖尿病治療は、美味しく食べて、楽しく運動して血糖コントロールしましょうを目標にしています。
最近暖かくなりつつありましたが、今日は雪が降り、かなり冷え込んでます。
先月は、1月8日に雪が積もりました。
入り口や裏の駐車場の雪かきを行いました。
雪かきは、かなり体力を必要としました。
糖尿病の運動療法で、筋力トレーニングをレジスタンス運動と言いますが、レジスタンス運動に雪かきは近かったです。
雪かきにて、血糖値と中性脂肪が下がったと思います。
本日、積雪はそこまでありませんが、足元が滑りやすくなっておりますので、みなさん転倒に気を付けてください。
当院で使用している血糖測定器は、フリースタイルリブレです。
フリースタイルリブレは、肩にリブレセンサーを貼付すると指先の穿刺をしないで、かざすだけで血糖値が分かります。
8時間おきにかざすと、24時間の血糖値の流れが分かります。夜間の低血糖や食後の高血糖がよくわかります。
以前の血糖測定機に比べて、血糖管理がしやすくなりました。
今までは、フリースタイルリブレ本体をかざしていましたが、今後はiphoneやアンドロイド携帯をかざすと、リブレ本体の代用ができる事ができるようになります。
ホームページから動画や使用方法等も確認できるようになってます。
医療の技術は、日々進歩しているのを痛感します。
糖尿病でインスリン注射中の患者さんは、自己注射や自己血糖測定が大変ですので、自己血糖測定にかかる負担を少しでも軽減していきたいです。
また当院では血糖値が高い糖尿病の方に対して、外来でインスリンの導入や自己血糖測定の導入も随時行っております。
インスリン注射中の糖尿病の方も、インスリン量の調節や食事指導も行ってます。
血糖値がなかなか下がらない方は、ご相談ください。
明らかな誤嚥をしていない方で、なぜだか誤嚥性肺炎になる方がいます。
そのような方は、睡眠中に気管の中に唾液や口腔内の細菌が入り、誤嚥をしています。
睡眠中の誤嚥は睡眠時無呼吸症候群と関連があり、睡眠時無呼吸の治療を行うと誤嚥性肺炎が減ると報告されました。
睡眠時無呼吸症候群は、心筋梗塞や脳卒中、高血圧症の原因であり、睡眠中の誤嚥性肺炎が増える原因にもなります。
最近、食べ物を食べるときに良くむせる、ご家族にいびきを指摘される、誤嚥性肺炎の治療歴がある方は、簡易の睡眠時無呼吸の検査を行い、睡眠時無呼吸がある場合は持続陽圧換気の治療を行うと、誤嚥や誤嚥性肺炎が防げると思います。
まだまだ寒い日が続きますが、体調にご留意してください。
駐車場からの出入り口が広くなりました。
こちらの駐車場の出入り口がもともと狭かったので、来院される皆様にご迷惑をおかけしておりました。
優しい筋トレ好きの地主さんに、入り口を広げて頂きました。心より感謝致します。
みなさん、入り口が広がりましたので、車で安心してご来院ください。
裏側に駐車場が無料で17台分あります。
健康診断で、コレステロールや中性脂肪が高いと指摘されることがあると思います。
コレステロールには油を食べて、油を全身に配る悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と多すぎる油を回収し、肝臓にしまう善玉コレステロール(HDLコレステロール)があります。油物の摂取が多いと悪玉コレステロールは上昇します。
しかし、自宅で使っている油は悪玉コレステロールは0と記載されています。自宅での、油を使った料理ではそこまで悪玉コレステロールは上がりません。
動物性の脂肪(ラード、バター、脂身)に悪玉コレステロールは多く含まれています。
油は、皮膚を丈夫にしたり、ホルモンの産生に必要ですが、多すぎると血管の壁にくっつき動脈硬化の原因になります。
悪玉コレステロールは、家族歴、喫煙歴、既往歴(高血圧症、糖尿病)の有無によって目標とする数値が違います。
そこで悪玉コレステロールは、野菜とキノコを一緒に食べると、キノコが油を吸着してくれて、便と一緒に油を出してくれます。
魚介類や大豆製品(豆腐、納豆、豆乳)、乳製品(チーズ、ヨーグルト、低脂肪牛乳)、卵の白身、赤身の多いお肉にはあまり悪玉コレステロールは入っていませんので、なるべく蛋白質の多い食事にしましょう。
中性脂肪は、炭水化物の多い食事で上昇しやすいです。
中性脂肪は、目標の数値はなく、150mg/dl以上は脂質異常症となります。
中性脂肪が高い方も、蛋白質の多い食事は中性脂肪は上がりませんので、蛋白質の多い食事をしましょう。
腎臓の機能が悪い方は、蛋白質の摂取が多すぎると、腎機能の低下を起こすことがありますので、主治医にご相談ください。
中性脂肪は、運動でも下がります。
散歩やジョギングなど運動をしたご褒美に炭水化物を摂取すると中性脂肪のコントロールがうまくいくと思います。
1月が雪が降ったりして、かなり寒かったので、外出をためらうことも多かったと思いますが、暖かくなったら散歩をしてみると中性脂肪は下がり始めると思います。
みなさん体調管理には気を付けてください。
以前病院に勤務していた時に、通常の甲状腺エコー検査は検査技師さんが行ってましたが、更に詳しくみる甲状腺腫瘍の精査は主に私が担当していました。大学病院時代は、約9年甲状腺腫瘍の検査を担当してました。済生会日田病院時代は、甲状腺腫瘍を相談したい時は、別府の野口病院に相談してました。
現在は、通常の甲状腺エコーも私が行なっておりますが、見落としがないように丁寧に見るように心がけてます。
睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を行いながら、睡眠時無呼吸症候群の重症の方にCPAP(持続陽圧呼吸法)という治療を導入してます。
睡眠時無呼吸症候群では、首の気道が狭くなっているために、呼吸が浅くなったり、止まったりします。
寝る前に機械を装着し、睡眠中に首の気道が狭くなるのを防ぎ、気道を拡げる治療です。
治療されている方からは、朝起きてからの頭痛が無くなったり、昼間の眠気が無くなったなどの嬉しい声が聞こえてきます。
睡眠中のいびきや無呼吸、昼間の眠気や朝の頭痛などお困りの事がありましたら、ぜひご相談下さい。
耳が聞こえにくい方向けに、コミューンを導入します。
マイクで話すと声が大きくなり、聞こえやすい音に変わります。
声が聞き取りにくくて、説明が不十分になることを避けるためです。
すべての人が安心して聞き取れることを目指してます。