1型糖尿病歴53年の方より50年前のさかえを見せて頂きました。
インスリンの発見の記事がありました。インスリンの発見から、1型糖尿病の治療が画期的に変わりました、
食事の糖質制限の治療しかなかったのが、インスリンの注射にかわり、寿命が格段に長くなったとの事でした。
私が糖尿病の治療に携わる頃には、インスリンの種類が豊富にあり、打ち方や治療法もほぼ確立されてました。
現在1型糖尿病は、インスリン治療、インスリンポンプ療法、SGLT2阻害薬、膵島移植、食事療法におけるカーボカウントによるインスリン量の調節など治療の幅がかなり広がってきています。
血糖測定を以前は1日3回程度指先から行っており、血液が出ない方はストレスを訴える方も多かったです。
最近は、フリースタイルリブレの出現で、電極を肩の皮下にセットすると、血糖測定器をかざすだけで血糖が分かる血糖測定器が出現しました。
測定する時間による誤差や指先から測定する機械との誤差は多少ありますが、夜間の低血糖の早期発見や食後の血糖の変動などかなり詳しくわかります。
糖尿病の治療は、かなり進化しております。
当院におきましては、1型糖尿病の方のインスリン治療や血糖測定に伴う大変さが、治療技術の革新で少しでも軽減することを心より願ってます。
自己注射に使用する針を細くしたり(31G、32G→34G)、フリースタイルリブレによる血糖測定の導入を積極的に行っております。