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コレステロール、中性脂肪の対処法

健康診断で、コレステロールや中性脂肪が高いと指摘されることがあると思います。

コレステロールには油を食べて、油を全身に配る悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と多すぎる油を回収し、肝臓にしまう善玉コレステロール(HDLコレステロール)があります。油物の摂取が多いと悪玉コレステロールは上昇します。

しかし、自宅で使っている油は悪玉コレステロールは0と記載されています。自宅での、油を使った料理ではそこまで悪玉コレステロールは上がりません。

動物性の脂肪(ラード、バター、脂身)に悪玉コレステロールは多く含まれています。

油は、皮膚を丈夫にしたり、ホルモンの産生に必要ですが、多すぎると血管の壁にくっつき動脈硬化の原因になります。

 

 

悪玉コレステロールは、家族歴、喫煙歴、既往歴(高血圧症、糖尿病)の有無によって目標とする数値が違います。

そこで悪玉コレステロールは、野菜とキノコを一緒に食べると、キノコが油を吸着してくれて、便と一緒に油を出してくれます。

魚介類や大豆製品(豆腐、納豆、豆乳)、乳製品(チーズ、ヨーグルト、低脂肪牛乳)、卵の白身、赤身の多いお肉にはあまり悪玉コレステロールは入っていませんので、なるべく蛋白質の多い食事にしましょう。

 

中性脂肪は、炭水化物の多い食事で上昇しやすいです。

中性脂肪は、目標の数値はなく、150mg/dl以上は脂質異常症となります。

中性脂肪が高い方も、蛋白質の多い食事は中性脂肪は上がりませんので、蛋白質の多い食事をしましょう。

腎臓の機能が悪い方は、蛋白質の摂取が多すぎると、腎機能の低下を起こすことがありますので、主治医にご相談ください。

中性脂肪は、運動でも下がります。

散歩やジョギングなど運動をしたご褒美に炭水化物を摂取すると中性脂肪のコントロールがうまくいくと思います。

1月が雪が降ったりして、かなり寒かったので、外出をためらうことも多かったと思いますが、暖かくなったら散歩をしてみると中性脂肪は下がり始めると思います。

みなさん体調管理には気を付けてください。

2021年02月03日