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誤嚥性肺炎と睡眠時無呼吸症候群

明らかな誤嚥をしていない方で、なぜだか誤嚥性肺炎になる方がいます。

そのような方は、睡眠中に気管の中に唾液や口腔内の細菌が入り、誤嚥をしています。

睡眠中の誤嚥は睡眠時無呼吸症候群と関連があり、睡眠時無呼吸の治療を行うと誤嚥性肺炎が減ると報告されました。

睡眠時無呼吸症候群は、心筋梗塞や脳卒中、高血圧症の原因であり、睡眠中の誤嚥性肺炎が増える原因にもなります。

 

 

最近、食べ物を食べるときに良くむせる、ご家族にいびきを指摘される、誤嚥性肺炎の治療歴がある方は、簡易の睡眠時無呼吸の検査を行い、睡眠時無呼吸がある場合は持続陽圧換気の治療を行うと、誤嚥や誤嚥性肺炎が防げると思います。

まだまだ寒い日が続きますが、体調にご留意してください。

2021年02月10日